人生哲学、精神世界、スピリチュアルなどで、
『他人を許しましょう、例え相手がどんな酷い言動をしたとしても』
的な教えが多いですね。
でも、それが一番自分の為になるとしても、なかなかそうは思える方は
少ないでしょうし無理やりそう思おうとしては、ストレスになるばかり。
第一、心の奥底から許せていなければ、許している事にはなりませんし。
以前あるセミナー講師の方に相談してみたら、こう話されました。
「僕もそうですが、許すっていうのは、許そうと思って出来る事じゃないですよ。
許せるっていう時は、いつも気が付いたら許せていたという感じ、
対象に対して働きかけるのでは無く、何かを実践していった結果として
許せていたという感じです」
ホ・オポノポノも他の教えと一緒にされたり、クリーニングの言葉の中に
「許して下さい」が含まれているので誤解されがちですが、
ホ・オポノポノでは、憎い相手の事を許せとは一切言っていません
何故?誰に向かって?「許して下さいというのか」。
『ハワイの秘宝』P286にはこう書かれています。
『「I’m sorry.」と唱えることによって、あなたは神に、あなたの中に運び込まれたもの
についてあなた自身の中に許しを求めていることを、告げていることになります。
あなたを許すように神にお願いしているのではありません。
あなたがあなた自身を許すのに手を貸してほしいとお願いしているのです。』でも、ホ・オポノポノに出会った方で、最初は相手に向かって「許して下さい」
というのではないと認識していたのに、いつのまにやら「相手を許す事が大切だ、云々…..」
となってしまっている著者や実践者も少なくありません。
いかに、社会の中で『相手を許さなくてはならない』という呪縛が深く影を落として
いるかがわかります。
下手にいろいろと人生哲学、精神世界、スピリチュアルなどをかじってきた人は
「いいんですよ、別に。相手を許さなくたって死ぬわけではないですから」
くらいに開き直った方が良いかもしれません。
とはいえ、やはり誰かを憎んでいたり、恨んでいたりすると、自分の大切なエネルギー
がそちらに浪費されてしまい、肝心な大切な事に注げるエネルギーが足りなくなって
しまうのも事実。
そこで、ホ・オポノポノの手法はいいなぁ、と思えたのが以前紹介した
メリー・コーラー女史のQ&A(『ゆほびか2012年11月号』P19)
問題行動が多く、暴言を吐く父親に対して「愛しています」というのは抵抗がある
という質問者へのコーラーさんの答えは。
『〜「ごめんなさい」「許して下さい」に謝罪の気持ち、「ありがとう」に感謝の気持ち、
「愛してます」に愛情をこめる必要はないのです。
シンプルに言葉を言うだけでいい。
あなたは怒りながら「愛してます」と言っているのですから、感情はいっさいこもって
いませんよね?ただ言葉を言っているだけ。そう、それこそクリーニングです!
4つの言葉は相手に言っているわけではなく、(相手のことを)嫌だという自分の記憶
に言うべきもの。
怒っている自分に「愛してます」と言っているのです。
これは浄化してくれますよ。とてもいいクリーニングです。』ここまで言われると、とっても気が楽になります。
『相手を許す』と同様に『怒りの感情は良くない』と説いているメソッドも多いですので。
これを読んでからは、大手を振って怒りながらクリーニング出来るようになりました(笑)
例えば私の場合、車を運転する事が多いので、やはりイライラさせられたり、頭に来る
運転をするドライバーと遭遇してしまう事も多いです。
そんな時は、「コノヤロー!」と言う代わりに、心底怒りながら「ありがとう」とか
「愛してます」とか、心で唱えてます。
なんとなく、竹中 直人のデビュー当時の持ちネタ
『笑いながら怒る人』を思い出して
しまいました(笑)
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